札幌のマタニティエステ
統計では、結婚式を挙げるカップルのうち、4分の1もしくはそれ以上が「授かり婚」、いわゆるできちゃった婚だと言われています。
古い時代であれば、妊娠中であることを隠して挙式したり、そもそも挙式をしなかったりということもありましたが、晩婚や少子化が進む中においては「Wハッピーウェディング」「喜びが重なるおめでた婚」など、前向きにとらえる傾向が強くなっています。
妊娠の経過やタイミングにより、花嫁が十分気を付けるべきこともありますし、今は体型に合わせた素敵なドレスなども色々あります。
ですから、むしろ妊娠中であることをきちんと周囲に伝えたうえで、母になる新婦と赤ちゃんに無理がかからないような適切な準備をして、2倍幸せなウェディングを迎えることをお勧めします。
その一つが、ブライダルエステの「マタニティプラン」。今や挙式する花嫁の9割近くが受けるブライダルエステですが、長時間の施術、特に多くの人が受ける背中のケアなどは、妊婦にとって特別な配慮が必要です。ここでは、マタニティプランのあるブライダルエステについて報告します。
※レポート中の情報は、2017年6月10日現在のものであり、予告なしに変更する可能性があります。
ブライダルエステのマタニティプランとは?
通常のブライダルエステでよく行われる施術は、背中ケア、フェイシャル、デコルテ、二の腕といった部位とシェービングです。
いずれの部位においても、妊娠中の方が施術を受けることは可能ですが、妊娠期間によって配慮すべきことが異なったり、また施術の方法として避けた方が良いもの(超音波を使ったマッサージ、陣痛を促してしまう精油の使用など)があったりなど、あらかじめ新婦側とエステティシャンとでよく相談し、最適なメニューを選び、了解した上で行います。これがブライダルエステのマタニティプランです。
結婚だけでなく、出産という一大事業を控えているおめでた婚の花嫁さん。出産後は自分の時間を確保することが難しくなり、ゆったりのんびり過ごせる時間はこの準備期間を最後に、当分訪れないと思ってよいでしょう。
だからこそ、デリケートな妊婦さんと赤ちゃんの体調に配慮しつつ、癒しの時間を提供してくれるブライダルエステを受けることは、とても豊かで贅沢なひと時。身体だけでなく、心もリフレッシュして、2倍ハッピーな挙式に備えましょう。
妊娠期間ごとに受けることが出来る、出来ない施術内容とそれぞれの効果
妊婦さんは、妊娠の時期により体調や体型が変化しますが、この差は千差万別。つわりが全くなかったという人もいれば、吐き気でまったく動けなくなったり、重症だと点滴などの処置が必要になったりと人それぞれです。妊娠特有の悩みがなく、ブライダルエステを受けたいと思う場合は、定期健診の際に、早い段階で産婦人科の先生に相談しましょう。
マタニティウェディングを迎えるカップルの場合、挙式そのものを、いわゆる安定期と言われる妊娠5ヶ月〜7ヶ月に行うケースがあると思いますが、ポスト・ウェディングも含め、妊娠時期ごとに妊婦さんが受けることのできるエステの施術内容を、まとめます。
全期間を通じて禁忌のケア
妊娠中の母体と赤ちゃんのために、避けるべき施術があります。マタニティプランとして提供しているエステであれば、以下のような施術は含まれていないはずです。よく確認し、気になることがあったら必ず確認しましょう。
- 超音波を使った痩身施術(ラジオ波、キャビテーションなどと言われるもの)
- 強い力で痩身効果を目指すハンドマッサージ
- 超音波のフェイシャルケア
- 特定の精油を使ったアロマテラピー(排卵刺激を促すエストロゲン作用、子宮の中身を出す作用のある通経作用、神経毒性の強い精油など)
妊娠初期(妊娠1〜4ヶ月)
まだ身体の外観に目立った変化はないものの、人によってつわりが始まったり、精神的にイライラしたりする人もいます。
妊娠初期はいちばん流産の危険性がある時期なので、ウェディング本番をこの時期に設定しているカップルはあまりないでしょうから、この時期にわざわざエステを受けることもありません。
受ける場合でも、ハンドトリートメントに限定し、長時間の施術は避けるようにします。
(ウェディング・通常とも、コースで施術を受けている期間中に妊娠が分かったら、速やかにエステサロンに伝えましょう)
妊娠中期(妊娠5〜7ヶ月)〜後期(妊娠8〜9ヶ月)
ウェディング本番を一番安定期である中期に設定している人も多いかと思います。体調が安定してきたら、ぜひ本番に備えてブライダルエステにトライしてみましょう。以下は、この時期に挙式するとして、直前にお勧めの施術内容です。
シェービング
妊娠期間中は、赤ちゃんを守るために体毛が濃くなる傾向があります。これは自然なことで、出産後は元に戻るので気にしないで大丈夫です。そのような全身の体毛は気にせず、ドレスで肌を露出する部分だけ、専門家に処理してもらいましょう。
シェービングでは、ウェディングドレスで露出する背中の処理をしますが、マタニティの方の場合は、抱き枕を用意してくれ、身体に負担がかからない方法で施術をしてもらえます。
産毛を処理することで1トーン肌が明るくなるだけでなく、カミソリを使った本格シェービングの場合は角質を同時にケアするので、お肌がしっとりしてお化粧のノリも抜群になってきます。
フェイシャルケア
化粧はもちろん毛穴まで汚れを落とすクレンジング、パック・マスクによる美肌ケア、リンパマッサージによる小顔効果ケアなどを行います。超音波などは使用せず、基本的にはハンドケアを行います。
デコルテケア
デコルテは、特にビスチェタイプのドレスを見たときには目立つ部位です。ここのお手入れをすることで、顔映りがぐんと良くなります。美肌効果のあるパックや、鎖骨がくっきりでるようリンパマッサージを行います。
妊娠腺予防マッサージ
これはマタニティならではの施術になります。お腹が大きくなるに従い、肉割れが出来ることで生じてしまう妊娠腺。一度できると消すことが難しいため、ぜひ予防したいところです。セルフケアでマッサージをする人が多いと思いますが、せっかくのサロン施術の機会ですので、ぜひ受けて、プロのコツを聞いてみましょう。
アロマによるリラクゼーション
妊婦さんには、身体を横たえてリラックスする時間がとても大切です。ウェディングや出産の準備で忙しい日々だからこそ、サロンでリラックスしてみてはいかがでしょうか。
精油の中には、妊婦に不向きのものもありますが、マタニティプランであれば適切なものを使ってくれるはずです。
妊娠中にブライダルエステを受ける際の注意点いろいろ
ここまでの説明の中でも、妊娠中ならではの注意事項を記載していますが、改めてまとめると下記のようになります。
1.ブライダルエステを受けることを産婦人科医に相談する。
妊婦の体調は人によって千差万別です。エステを受けることに問題がないかを、定期健診の時に確認しましょう。
2.マタニティエステを専門で提供しているサロンを選ぶ
妊婦に対して使用すべきでない施術、器具、薬剤など、正しい知識を持ち、適切な施術を提供してくれるサロンを選びます。妊娠時期に合わせてメニューも配慮してくれますし、抱き枕などのツールを準備してくれ、匂いが気になる人のために無香料の薬剤を選んでくれるサロンもあります。結婚準備〜式のスケジュールと、妊娠の時期と両方を勘案してエステ施術の計画を立てる必要がありますから、マタニティエステを受けると決めたら、早めの相談がお勧めです。
3.無理をしない
エステのスケジュールを予定していても、当日体調が悪く違和感がある場合は、無理せずキャンセルしましょう。エステには、母体や赤ちゃんに負担をかけるほどの価値はありません。新婦より妊婦であることを優先し、身体をいたわることを優先しましょう。
ブライダルエステのマタニティーコースに必要な料金はいくら?
マタニティではない、通常のブライダルエステの場合、3ヶ月くらい前から計画的に施術プランを組むのが普通ですが、マタニティの場合は身体への負担を最小限にするためにも、1日でケアをするプランが多いようです。
相場としては、1dayプランの場合、120分程度の施術で、25,000円〜30,000円で提供するサロンが多いようです。
結婚式の何日前から予約申し込みすれば良いのか?
1dayプランの場合、施術自体が1日で済み、施術の推奨時期は結婚式の数日前というサロンがほとんどです。この場合は1ヶ月くらい前には一度相談・問い合わせをするのが良いでしょう。可能であればお試しプランや、パッチテストなどを受けることをお勧めします。
数回にわたって施術を受けるプランを希望する場合は、その所要期間の分だけ余裕をもって、最初にカウンセリングを受けるようにしましょう。
札幌で評判の良い、おすすめのブライダルエステとマタニティプラン
サロン名 | ヴァン・ベール |
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コース名 | マタニティ1dayコース |
所要時間 | 160分 |
価格 | 28,000円 |
施術内容 |
フェイシャル(クレンジング・パック) 首・デコルテ(クレンジング・マッサージ) 背中(クレンジング・パック) 脇(クレンジング・パック) 二の腕むくみケア シェービング(顔・襟足・背中) |
ポイント |
妊婦さんに配慮したケアで、気になる部位を全部カバー。二の腕やシェービングまで含まれていてこの価格はお得です。 1dayプラン以外にも、3ヶ月、1ヶ月と長めのスケジュールで組んでもらえるマタニティプランもあります。 いずれも、安定期に入ってからの施術となります。 |
店舗情報 |
北海道札幌市中央区北3条西2丁目1‐27アストリア札幌ビル4F (「さっぽろ駅」13番から徒歩2分、「大通り駅」徒歩7分) 電話:0120-68-4136 営業時間:11:00〜21:00 土日祝 〜20:00 (年末年始休) |
総括
マタニティエステは、おめでたいことが重なるとはいえ、大切な身体ゆえ信頼できるサロンに施術してもらうようにしたいものです。
多くのエステサロンでは、安定期であればトリートメントを受け付けてくれますが、妊婦特有の対応(抱きまくら、無香料の薬剤など)を提供してくれるマタニティプランを標榜しているサロンを選ぶことをお勧めします。
いずれにしても、まずは産婦人科の先生に相談し、ご自分の体調に合わせ、無理なく計画するようにしましょう。